驚きの花の作品

ツツジ
(中山寺奥の院付近のハイキングコースのツヅジ)


今回は、直接レイキの話題ではありませんが、感性などに関する
話題を取り上げます。


実は、すごい作品

昨日、たまたま行った阪急宝塚線の山本駅すぐの喫茶店での
こと。

壁に架かっていた花の作品が、実は驚きの作品だったんです。


花の絵のようだけれど、何か変!

喫茶店に入ると、お客さんが少なかったので、壁際の席につきました。

ちょうど、壁に向かって座り、美味しいマロンのケーキ
(なんといっても風船は甘党です!)とコーヒーを飲んでいました。



なんとなく、壁に架かっている花の絵を見ていました。
大きさは、A4用紙ほどです。

きれいで緻密な絵だなぁと思ってみていたら、何かが変なんです。

変というよりも、何かが違うんです!



何が違うんだろうと考えていたら、ふと「切り絵かもしれない」と
思い至りました。

でも、切り絵ほど不自然ではありません。



ひょっとすると、「『木の葉』」などを切って貼ってあるのかも!?」と
妙に想像力が働きます。



「よし、よく見てやろう!」と思って、席を立って作品から30センチ
ほどに近づいて見てみると、なんと、それは押し花でした。



実は、押し花の作品

しかも、一番近くでみた作品は、桜の花びらよりも、まだ小さな
花びらが、1枚1枚紙の上に貼ってあります。

その細かさに、驚いてしまいました。

「なんと細かい、なんと繊細な、そして、なんと莫大な手間と根気のいる
作業なんだろう!」という驚きです。

ほんとに、びっくりです。



その時は、「ただ ただ、すごい!」という感想でした。



想像以上にすごい?

今思い返してみると、実はもっとすごいのかもしれません。

他にもいくつも作品が飾ってありました。

詳しくは見なかったのですが、どの作品も、あまり立体的では
なかったように思います。

ということは、「単に、押し花だけではないかもしれない!」
っていうことです。



どういうことかというと、たとえば、わかりやすいように
バラの花で説明します。

バラの花を一輪、そのまま押し花にすると、花びらが重なった
部分は分厚くなり、どうして立体的になります。

でも、私の記憶では、どの作品もあまり分厚くなかったんです。



作り方の2つの可能性

もし本当に、薄いものなら可能性が2つです。


1つは、花びら1枚1枚を分解して、それを貼り付けて、
全体的に花に見えるように再構成(再配置)しているという可能性。



もう1つは、重なる部分は、重なった下側の花びらを
切り取っている。
重なって見えるけれども、実際は重なっていないという可能性。



このどちらかということになります。

もし、1つめの可能性の花びら1枚1枚を再構成して貼り付けて
あるなら、まさに芸術です。



可能性は低いですが、重ならないように切り取ってあるのなら、
果てしなく手間暇をかけた作品となります。




この作品から、私は何を受け取ったらいいでしょうか?

今でも、まだ考えています。

無理やり答えを書くとしたら・・・下記の3つほどか。



1つの教訓

これらの作品をぱっとみただけなら、単に「緻密に描かれた絵だ」と
思うでしょう。

でも、実際は、ものすごく手間と時間と根気の作品です。



振り返ってみると、こんなことって、いくらでもあるのかも
しれません。



どんな人、どんな仕事にも、ぱっと見ただけでは何気ない
技術、仕事でも、実際には、ものすごい手間暇がかかっている
可能性があります。

ただ、それに気づかないだけかもしれません。



「いつも接している人・物・仕事にも、そんな凄さが隠れて
いるかもしれない」と考えることが大切だという教訓として
受け取ること。



適度なアピールが大切!?

教訓ではないですが、あの作品の受け取り方としてのもう1つ。

あの作品には、「押し花」って書いてなかったと思います。
単に見落としただけかもしれませんが、書いてなかったような・・。

もし、あの作品のそばに、「これらの作品は、押し花です」って
小さなメモが貼ってあれば、もっと多くの人の目を引いて、
その凄さに気づいてもらえると思います。



あまりにも、さりげない作品の展示でした。



適度にアピールをして、もう少し作品のことを知って
もらうことが必要なのかも~!



(この喫茶店のサイトを見ると、確かに 押し花の作品展だと
 書いてあります。
 それを知らないと、押し花と気づかない人が多いことでしょう。)



変な所に感心しています

実は、今でもスゴイ!と思っているのは、
「あの作品は、どんなふうに作るのかなぁ」なんて、考えていることです。



どんな作品でも、それを見終わったら「ああ、すごい作品だった!」と
いうことで、その作品の感想だけが残ります。



しかし今でも、あの作品のことを考え続けています。
考えづつけていることなんて、そうそうないことです。



人それぞれ、その人、その人の感性があります。

私は、「あの作品は、どんなふうに作るのかなぁ?」なんて、
変なところが気になっています。

それが、今の風船の感性なんでしょうね。



あなたは、あの作品をみたら、どんな思いが残るのでしょうか?

そして、あなたの感性は、どんなでしょうか?




作品の展示

もし、兵庫県宝塚市近辺にお住まいならば、多少の電車賃と
コーヒー代を払っても、あの作品を見てみると楽しいと
思います。

サイトを見ると、残念ならが、作品の展示は3月末までです。
残り数日ですね。

(もし見に行って、質問することができるようなら、
 作品の作り方を聞いて、風船に教えてください。)


 兵庫県宝塚市中山 阪急宝塚線中山駅南側 ロータリー?内
   MUSEUM Cafe み~ず
   http://museumcafe-muse.com/ 

   作品は、中谷明美さん「英国式押し花展」

   3月31日まで 地元の押し花作家の中谷明美さんの作品だそうです。

   上記サイトの「みゅーずみゅーじあむ」のページに
   作品の写真があります。
   でも、写真では作品の様子がよくわからないです。
   すぐそばで見てはいかがでしょう。

   (風船的にはマロンのケーキも、おすすめ~! \(^o^)/ )