「貴婦人と一角獣展」
(貴婦人と一角獣展のチラシ(表))
今、大阪・中之島の国立国際美術館で「貴婦人と一角獣展」が
開催されています。
先週、芦屋のルナホールであったNHK公開セミナ
「貴婦人と一角獣展」に行って来ました。
「貴婦人と一角獣展」についての講演
知り合いに誘ってもらって、芦屋市民センターに併設する
ルナホールであった「貴婦人と一角獣展」の講演を聞いて
きました。
講演のテーマは、
「中世のモナリザ、《貴婦人と一角獣》の謎に迫る
というもので、
講師は、国立国際美術館の研究員の橋本さんでした。
6面のタペスリー
この「貴婦人と一角獣」というのは、6面の連作タピスリー
(タペストリー、綴織)で、西暦1500年頃の制作と言われて
います。
それぞれ「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」
「我が唯一の望み」と呼ばれているそうです。
(貴婦人と一角獣展のチラシ(裏))
単に装飾というだけでなく、キリスト教的な解釈や
精神的な愛情を表したしている可能性があるとのこと。
中世の作品には、1つだけの意味でなくて、二重、三重の
意味が含まれているそうで、壁を飾る装飾品のみでなく、
当時は、その謎解きも楽しんだようです。
フランス国立クリュニー中世美術館所蔵
このタペスリー、フランス国立クリュニー中世美術館所蔵の
もので、国外には、アメリカのメトロポリタン美術館に貸し
出されて以来の2回目だそうです。
ちょうど、クリュニー中世美術館の改装に伴って、
日本に貸し出されたそうです。
(日本での、次の機会というのはかもしれませんね。)
展覧会は、7月27日(土)~10月20日(日)
大阪・中之島の国立国際美術館です。
まだ実物を見ていないので、講演の内容を思い出しながら
こんど実物を見に行きたいと思っています。